看護婦から聞いた話

来週月曜日に退院が決まりましたがなんとなく娑婆に出るのが億劫になっています。今回は私が入院中に聞いた看護婦の話を簡単に書きたいと思います。

・「医者なんてさ、全員キチガイだから」
一応の医療行為を行う看護婦にとっても人の内臓をいじくったり骨にボルトをぶち込んだりする医者はやはり特異な存在らしいです。看護婦は一応は(狂っているやつ以外の)患者を人格として認めている表れなのでしょうか。とにかく医者と看護婦ではかなりの隔たりがあるようです。

・「こいつ、DMだから仕方ないよ」
DM=Diabetes Mellitus 糖尿病のことです。糖尿病患者は基本的に自分を律することができないためにその症状になるため(糖分の過剰摂取と運動不足が主な原因なので)ワガママな人が多いらしいです。両足を切断するレベルまで糖尿病が悪化したのにまだコンビニでアイスとかスナック菓子を買いまくるジジイがいますが、何度注意しても聞かないらしいです。なのでそのような患者がワガママを言ってもDMだから仕方ない、関わらんとこってなるらしいです。

・「また出たよ…」
私の入院している救命病棟はかなり瀕死の老人も相当数運搬されてくるようでそのような人は親族の意向で個室に移り、最期の瞬間を迎えます。彼らが亡くなった後に病室を片付けるのも看護婦の仕事ですが、その際に押しても無いナースコールが鳴っていたり、洗面所の水が勝手に流れていたりするらしいです。どうも怪談地味ててあまり信用できませんが。

・「出禁」
病棟に出入り禁止になることです。だいたいは交通事故加害者が被害者の訴えにより食らうらしいのですが、患者の親族が無意味にナースコールを押しまくったり医者を訴えるなどと騒ぎまくっても出禁になるそうです。

・「これ完全にプシコってるね」
Psycho=サイコ(精神病患者)のことです。私がいる救命病棟に運ばれてくる患者は事故とそれ以外に大きく分けることができます。そしてそれ以外で運ばれてくる患者は自殺未遂など、いわゆる精神病の人の割合がかなり多いらしいです。何年か看護婦をやっていると話した瞬間そいつが精神病かどうかがわかるらしくナースステーションで「こいつプシコってるから気を付けな」みたいに看護婦同士で注意しあうようです。私もそう言われているのでしょうか。気になるところです。

そんな感じです。これが大学最後の夏休みですがこのまま何事も無く大学を卒業するんだなぁと思っても何をすればいいかわからないし何事も無く卒業すると思います。大学生らしくなれなかった大学生の末路です。変なプライドを捨てることが大切なんだなぁと思いました。

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