サッカー部と遊戯王


もうすっかり秋、という空気で特に夕方あたりは死にたくなります。夕方がやたらと早いです。気がついたら夜になっています。

10月の内定式では見事に孤立し、幸先の悪いスタートを切ったのですが、同期の半分は35年位内に消えてくれるらしいので別に大丈夫と自分に言い聞かせています。

あの頃はよかった、というあの頃はこれといって思い浮かびませんが、強いて言うなら中学校時代でしょうか。サッカー部でしたし、学内カースト的にもなかなかの位置についていました。

といっても私にはサッカーの才能は無かったので補欠でした。私の背番号は17でしたが、これはもちろん何かこだわりがあったわけではなく適当に割り当てられたものでした。後輩たちからは君付けで呼ばれていました(レギュラー組はさん付け)。どうせ試合に出ないのだからと練習中はなるべく手を抜くことに尽力し、ボールを遠くに蹴り飛ばし、それを拾いに行く事で時間を稼ぎました。試合のときは間違えても出場しないように遅寝早起きで体調を悪化させ、ひどいときにはスパイクを家に置きっぱなしにして試合会場に行ったりしていました(流石に監督に怒られましたが)。試合中はせっせと粉のポカリを水に溶かし、レギュラー組が散乱させたジャージをたたむことに精を出しました。

そんな過酷なサッカー部時代でしたが、補欠組総出による土曜午前練後の遊戯王大会は唯一の楽しみでした。インターネット掲示板などでレシピを評価してもらい、お小遣いとお年玉を全額投入し中学生としては最高レベルのデッキを作り上げました。また吉井というサーチの天才がいたお陰で(現在は中学時代の同級生のヒモになっているらしいです)数百円彼に支払えばレアカードもゲットできました。わんぱくこぞうというゲーム屋さんのデュエルスペースでは年上の無職のオタクともなかなか良い勝負が出来るほどの腕でした(無職のオタクはパックを買うお金が無くなると電話とおばあちゃんを呼びつけてお金をせびっていたので資金力では到底かなわない存在でした)。

今やその黄金の左足にも金属のプレートが入ってしまい、かつての輝きを失ってしまいました。思えば中学時代も特によくなかったはずなのにあの頃からどんどん人生が下り坂な気がします。一体私は…

コメント

  1. 貶めるためだけに括弧して付加情報付けるスタンス,すきです

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  2. 無意識に性格の悪さを露呈させてしまいましたね…

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