かたいうんこ


卒論で追い詰められてブログがあることをふと思い出したので久々に書きたいと思います。  

わたしの母方の祖父はかれこれ半世紀は便秘に悩まされ続けています。そういえば正月に帰省したのですがコミックマーケットでオタクからインフルエンザをもらってしまい祖父のいる老人ホームにたどり着けずに下宿先にとんぼ返りしてしまいました。まあ老人ホームに行っても良かったのですが院内(ホーム内?)感染で確実に死者がでると思ったのでそこはぐっとこらえて後日電話で指定した口座に現金を振り込むように伝えました。(喜ばしいことに5万円ほど振り込まれていました)  

母方の両親はもともと北九州に住んでおり、幼い頃はよく母と一緒に新幹線に乗って帰省についていきました。祖父がトイレに入ると「ァ…あ゙あ゙…ゥ~…ア゙ッ!?…フゥ…フゥ…」と声にならないうめき声をあげ、幼い私はそんな祖父に対し畏怖の念を抱いていました。(多分用法を間違っていると思います)  

母方の祖母が癌で亡くなったためはるばる九州から茨城の老人ホームに輸送された祖父ですが、しばらくして緊急入院することになりました。原因はトイレでのふんばりすぎによる高血圧(?)です。力み過ぎによって倒れたのです。うんこの。倒れるほどにかたいうんこなのです。  

医師とともに便秘の原因究明に取り組んだところ、製鉄所で働いていたことがすべての元凶であるとの結論に至りました。北九州に住んでいた祖父は旧制中学校を卒業後、八幡製鉄所で40年間以上勤めました。かつて北九州の大気汚染の元凶であったあの製鉄所で、現業作業員として、です。皆勤賞の賞状が彼の自慢でした。当然、通常では考えられない量の鉄粉を吸い込みます。その鉄粉が体内で蓄積され、腸の付近、肛門のあたりに溜まり、その働きを阻害しているのではないか。これが私の見解でした。  

老人ホームで干し柿のような死にかけの老人に囲まれた生活から若いピチピチの看護婦に浣腸プレイをしてもらえる(便秘のため)天国へ移ったせいでしょうか、祖父は退院を頑として拒否し、通常1ヶ月の入院で済むものを粘りに粘って3ヶ月居座り続けました。祖父はドクターストップがかかるほど浣腸をおねだりしたそうです。そんな環境ですから、私の説得がなければあと半年は居たと思います。 

そんな感じです。終わり

コメント

  1. いつも読んでます、今回も面白かったです。

    僕が中学生まで住んでいた家の隣のおじいちゃんはウンコの力み過ぎによる高血圧が原因で亡くなりました。
    いつも早朝にうぅ~ん!うぅ~ん!という大きなうめき声が聞こえていましたから納得です。

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  2. ひょろまさが変態の血を受け継いでることだけ理解した。

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  3. タバスコをダバダバかけて食うと下痢になっていい感じです。

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