老人タンス預金のゆくえ


ブログ更新意欲がまだ続いていたので更新します。
ツイッターでは自分自身のことについてつぶやいているのでブログではほぼ一族のことについて書いています。

我が一族はなぜかかなりの頻度で警察沙汰を起こしているのですが、私が中学生の頃、離れに住む(一つの敷地にジジイの暮らす母屋、私達家族が住んでいる家、曾祖母が暮らす家がある、典型的なカッペ式集合住宅です)曾祖母の家に突然警察押しかけてくる事件が発生しました。なんだぁ!?と思いながらポリに事情を聞くと曾祖母のタンス預金200万円が突如として姿を消した、とのことでした。老人特有のタンス預金、こいつらが金を腐らしているから日本はどんどんダメになるんだざまあみろと一瞬思いましたが遺産やらなんやらで自分にまわってくるかもしれなかった金です、すぐさま頼りにならない茨城県警をわき目に地元茨城では最強クラスの頭脳を生かして独自の捜査を開始しました。

金は金庫にしまわれており、暗証番号もきちんと設定されているため犯人は相当な手練若しくは身内、介護師など頻繁に出入りする人間だと推理出来ました。肝心のババアは「俺の金が無くなった!!俺の金が無くなった!!」と叫ぶばかりで使い物になりません。田舎のババアの一人称はかなりの確率で俺なんですけど何なんですかねあれ。オラじゃないですよね、俺。

そんなこんなで捜査は難航し、手がかりもつかめず2ヶ月が経ちました。というかそもそも事件のことなどどうでもよすぎて忘れてしまっていたのです。ババアもババアで歳だし本当に金が盗まれたかどうかさあえ怪しいものでした。普段から虚言癖がありヤツの言うことは誰も信用していませんでした。しかし、事件は急展開を迎えます。なんと親戚(曾祖母から見れば娘?)のヨシミが盗みを自白したのです。なぜか私の母親に。わざわざ介護をしてやったのに遺産を多めに分けてくれなさそうだからやった、と。まあヨシミならやりかねない、私のプロファイリングでも容疑者の筆頭候補に上がっていたくらいです。なぜならこのババアはプロパンガス屋を営んでいるのですが、親戚である私達一家のガス料金をちょろまかしていたのです。違うガス会社でガスメーターの検針をやっている母親がこのトリックに気付きそれ以降は適正料金に戻りましたが…。普通親戚を詐欺りますかね。てか親戚ならそういう割引(?)をしてくれるでしょ普通は。ごまかした金はヨシミの小遣いにでもなってるんでしょうか。てかヨシミが検針にくるとき勝手に私達一家の家にあがりこんでトイレ使っていくんですけど。ありえないでしょ。この前は勝手に出前とって金を払わずに出て行ったんですけど。天ぷらそば。まじでありえん。

世の中で一番怖いものは金に飢えた身内ってことですね。終わり

コメント

  1. 今度は横溝正史の連続殺人事件みたいな展開が起きるといいですね。

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  2. いつも読んでます、今回も面白かったです。

    僕が中学生まで住んでいた家の隣のおじいちゃんはタンス預金の盗まれ過ぎによる高血圧が原因で亡くなりました。
    いつも早朝にうぅ~ん!うぅ~ん!という大きなうめき声が聞こえていましたから納得です。

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