街コンの闇

(前回までのあらすじ)
アジア太平洋女の女に誘われるがまま、新橋の居酒屋でサシ飲みをした俺だったが翌日LINEに来たのは合コンの幹事をしろというメッセージだった。俺は生理的に無理だが俺の会社の人間だけでも手に入れたい、腹立たしいが世の中の女はほぼこんな感じなのだろう。震えながら既読無視をし、3日間が過ぎた。

合コンもしたことない若輩者の俺がいきなりクソ太平洋含む3vs3の醜い人間どもを纏め上げられるわけがない。なんせ性欲と強欲の果てしないぶつかり合いだ。そんな恐ろしい場を年齢に人生景観が伴っていないオタクがどう仕切ればいいというのか。出張とウソをつき断ると残念ですさようならというメッセージの後、俺からの返信に既読がつくことはなかった。

(以下、今回のお話)
そんなとき、街コンで出会った男(ここでは便宜的にまっちゃんと呼ぶことにしよう)からどうしても楽しい、楽しくてしかたない、ほんとに楽しい人ばかりなんですという飲み会に誘われた。

クソAP(アジアパシフィック)に精神をやられていた俺は楽しいならいっか…という安易な気持ちで謎の飲み会に参加することを決定する。再び運命の歯車が狂いだしたことも知らずに…
(つづく)

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